2018年4月6日金曜日

Apple創業者 スティーブ・ジョブズ(3): 「昨日起こった事をくよくよ悩むより、明日を創ろう。。」

スティーブ・ジョブズ氏には心に響く名言・名スピーチが沢山あり、このブログでも幾つかとりあげています。 でも、日々の生活をする中で、一番、心に響くのはこの言葉だと思います。 前後の発言の文脈も感動的ですので、本人動画・英語全文・日本語訳で紹介します。 


自分で起業した会社から追放され、新しく作った会社(NeXT)は上手くいかず破産寸前まで追い詰められながら奇跡的に復活し、倒産寸前のアップル社に戻って立て直す、という波瀾万丈のジョブズ氏が言うと、非常に説得力があります。 

この名言は、アップル社の創業者のスティーブ・ジョブズが、マイクロソフト社のビル・ゲイツと登壇した、2007年のD5から選びました。 終生のライバルであり、時にはお互いを激しく非難しあい、ある時は助け合いながら、未だなかったパソコン産業を作り出して来たこの二人が、同じステージに立ったこの回は、非常に心に響く名言が沢山ありました。 

最後は、会場全体が、本当にスタンディング・オベーションで、拍手が鳴りやみませんでした。 

そんな中からの引用です。




◇◇◇Quote◇◇◇
Let’s go invent tomorrow
rather than worrying about what happened yesterday.
(昨日起こった事をくよくよ悩むより、前を向いて明日を創ろう。)



◇◇◇In the Context◇◇◇
 
Is there some moment you feel like I should have done this, or Apple should have done that. And we could have had … If not this idea of these hardware, software integration and it’s working very well.

(男性インタビュアー)
振り返って、こうするべきであった、とか、アップルは、こうしておくべきだったのに、とか、こんなことを、などと感じたことはありませんか?

(女性インタビュアー)
(今、話していた)ハードウェア、ソフトウェアの統合ではなく、すごく上手くいっているとか、、、

 
Now, there’s a lot of things that happens, that I’m sure I could have done better when I was at Apple the first time.  And a lot of things that happened after I left, that I thought were wrong turns, it doesn’t matter. It really doesn’t matter.
多くのことが起こります。 勿論、最初にアップルにいた時にもっと上手く出来たと思いますし、私が去った後に多くの事が起こりました。、私はそれは間違った方向だと思っていました。 でも、それは関係ないのです。 本当に関係ないのです。


And you kind of gotta let go of that stuff. And you know, we are where we are. So we tend to look forward, and you know, one of the things I did when I got Apple ten years ago was I gave the museum to Stanford and all the papers and all the old machines and kind of, cleared out the cobwebs and said let’s stop looking backwards here.

そういった事は、忘れなくてはいけません。私たちが今いるところが、私達なのです。 前を向きたいと思います。 10年前にアップルに戻ってきて最初にやったことは、展示物をスタンフォード大学に寄贈したことです。 書類だとか、古いマシーンとか、そういったもの、全ての古い蜘蛛の巣を取り払って、もう後ろを振り返るのは止めよう、と言いました。

It’s all about what happens tomorrow and yeah, because you can’t, you can’t look back and say, ‘Gosh, you know, I wish I hadn’t gotten fired, I wish I was there, I wish this, I wish that. It doesn’t matter. And so let’s go invent tomorrow rather than worrying about what happened yesterday.

明日、何が起こるのかが大切です。 いつも振り返って、”ちぇ、あの時、解雇されていなければ”とか、”あの場にいたら”とか、ああだったら、こうだったら、とか言っていてもダメです。 そういうのは関係ないのです。 明日を創りましょう。 昨日起こった事をくよくよ悩むより、前を向いて明日を創りましょう。

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ジョブズ氏が"Invent Tomorrow"と "Invent" という言葉を使うから、迫力がでて、沢山のアメリカ人の心も掴むんでしょうね。 ジョブズ氏は、本当に言葉の使い方がドラマチックです。
 



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