Google社の共同創業者のセルゲイ・ブリン氏は、「失敗は早く」ということを強調しています。
今回の記事は、彼はグーグル・グラスを出荷に向けて準備している真っ最中の講演からで、開発についても語っています。 このグーグル・グラスが、彼の言う失敗となるのかは、まだ分かりません。 でも、グーグルが、どのように新しい事に挑戦するのか、彼が大切に思っていることを実際に実行している、という証明になっているようで、今回のセルゲイ氏の発言も、とても興味深いです。 (本人動画、英語、日本語での紹介です。)
セルゲイ・ブリン氏は、ロシア生まれで、ユダヤ系の家系に生まれたブリン氏は、Billionaireにも関わらず朴訥とした話し方をします。 彼のメッセージには、好感をもつ人が多いようです。
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The other thing that we've really found over time at Google, by watching other companies, watching many of you, is the importance of the development cycle. And how you really need to be able to churn quickly through things.
もう一つ、グーグルで他の多くの企業や皆さんを見ていてだんだん気がついて来た事は、開発サイクルの重要さです。 多くのことを早く回転させられるようにしなくてはいけません。
Because obviously, you're going to have failures. Your are going to have the wrong ideas. But it's important to fail quickly.
なぜなら、皆さんは必ず失敗するからです。必ず間違ったアイデアを持ちます。
It was great that that fax didn't go through. It failed quickly. And I think that if you demand a really long development cycle, to consider that tokamak that we saw earlier today,.
(先程例に出した)Faxが上手くいかなくて良かったです。すぐ失敗しました。先程見たような Tokamakのように長い開発サイクルが必要だったら。
Having decades and tens of billions of dollars is not a good way to fail quickly.
何十年もかかって、何百億ドルもかかったら、早く失敗するという意味では良くありません。
Hoping to get a lot of learnings along the way, it's just much less likely to work out.
その過程で多くの事が学べた事を期待しますが、まず成功しません。
And XXX and I discussed this, we discussed with Glass, we adopted a philosophy. We are going to develop a completely new version of the hardware and a hardware every single month.
そして先程も議論されてましたが、グーグルグラスにこのフィロソフィーを適用して、毎月、全く新しいバージョンのソフトウェアとハードウェアを開発しています。
And we sustain that, or close to it, like for seven versions. It's slowed now over time, unfortunately, as we are approaching something that's going to ship.
私たちはこのペースを出来るだけ守ろうとして、現在、7個目のバージョンです。時間がたって、出荷に近ずくと、このペースは残念ながらゆっくりになりますが。
But I think that iteration made a huge difference. We learned so much with every single variant.
There are hundred reasons why you should not go that fast. You know, it takes a long time to get your tools made. In fact, the tooling is a big deal. So, I am glad somebody's working on that.
でも、この反復がとても大きな違いをもたらせました。1つ1つのバージョンから多くの事を学びました。 そんなに早くできないという理由は何百とあります。ツールを作るのにも長い時間が必要です。実際、ツールはとても大切です。 ですから、(皆さんのプロジェクトで)誰かがツール開発をしていると聞きましたが、とても良いことです。
Engineers don't have enough time to do a proper design... This gets shortchanged. That gets shortchanged. There are hundred reasons not to go fast. But in the end, I'm really glad that we did
エンジニアに充分なデザインの時間がないとか。 これが足りない。 あれが足りないとか。早くできない理由は何百とあります。 でも、最終的に私たちはやり遂げたので良かったです。
And I think I've seen that across a range of products. And ultimately, it forces you t make real trade-offs about what actually is really important. And things that you might have held very dear, say, "well, maybe that's not really the key thing." And maybe what we can get in this next month is the really important essence of this thing we're trying to create.
これは多くのプロダクトに当てはまると思います。 結局、こうする事は、本当に必要な事はなんなのか、という選択を迫ります。 大切だと思っていた事が、例えば、「これは本当に必要なものじゃないかも? 来月作るものが、最終的に自分達が作ろうとしているものに重要かも?」という感じです。
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