ダイソン氏の創業時の苦労が続 きます。 掃除機開発に5年もかかったダイソン氏。 その間の生活費や開発を継続するお金はどうしたか。 イギリスやアメリカの家電メーカから断られつづけたダイソン氏は、奥様の教師としての収入に頼らざるを得ませんでした。
金融機関からの借金もあるのに契約できない。そんな苦しいときに、最初にダイソン氏と契約したのが、日本の商社と家電メーカーです。 欧米では相手にされませんでしたが、ダイソン氏の技術の確かさを、日本の企業が世界のどこよりも早く、正しく評価した、ということですね。 やはり日本の技術者の技術を見る目は、しっかりしています。
◇◇◇◇◇◇ Quote ◇◇◇◇◇◇
It also shows the willingness of ordinary people to take a risk with new name and a new product.
They'll do that.
普通の人も、ブランドもない、新製品のリスクをとろうという人が
出てきます。
出てきます。
彼らもリスクをとってくれます。
問題は、5年も開発にかかったので、銀行からお金を借りていました。 借入限度額、いっぱいに借りていました。 そこでメーカーを訪問することにしました。 お金がありませんでしたから。 銀行からの借金に、大きく依存していました。 そこで、お金を借りにいかなくてはいけない、ということに迷いはありませんでした。
彼らは2つの、基本的な観点から反対しました。 1つは、私が製造業を始めるということです。 製造業を始めるやつは、バカだと。
And the secont point was that I'm not a professional manufacturer. I am not a professional in the domestic appliance industry. The one I got vaguely interested said we'll consider giving you if you bring in a professional from the industry and I said No, I mean I think the industry is failing in this area. I want to do something completely different.
2つ目は、私が製造業のプロではないということでした。 国内家電市場のプロではないと。 少し興味をもってくれた人が言いました。 「だれが業界のプロをつれてくれば貸しても良い」と。 でも、私は、ダメだと言いました。 私は、製造業は崩壊していっていると思っていましたから。 私は全く違うことをしたかったのです。
でも、本人は完全に違ったことをする証明もありませんでしたが、でも情熱はありました。 沢山のお金をつぎ込んでいましたし、やりたかったんです。
結局、どうにもなりませんでした。最後には、 お金を沢山もっている有名な銀行から連絡がありました。 彼らは最初、Noと言いましたが、どうも、銀行内の難しいケースを扱う部署にアピールしてくれたようです。
結局、彼らはお金を貸してくれることになりました。 もちろん、家を担保にして。 お金は出来ましたが、充分というわけではありませんでした。 でも、面白いことに、なければ、抜け道みたいなものを見つけられるものです。
2番目の問題は、掃除機をお店に並べてもらうことでした。 というのは、小売店には、「ブランドもないし、お前は誰だ? ごみが見える変な形をしたものなんて、誰も買わないよ。」と言われましたから。
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◇◇◇◇◇◇ In the Context ◇◇◇◇◇◇
Q: 乗り越えなければいけなかった障害は
Well, the problem was that I spent five years developing the technology borrowing money from the bank. So, I already had the maximum overdraft. So, in deciding to go in to manufacture. I didn't have any money. And I was heavily overdrawn with the bank. So there wasn't a question of me putting money in and I had to go and try and borrow it.
Well, the problem was that I spent five years developing the technology borrowing money from the bank. So, I already had the maximum overdraft. So, in deciding to go in to manufacture. I didn't have any money. And I was heavily overdrawn with the bank. So there wasn't a question of me putting money in and I had to go and try and borrow it.
問題は、5年も開発にかかったので、銀行からお金を借りていました。 借入限度額、いっぱいに借りていました。 そこでメーカーを訪問することにしました。 お金がありませんでしたから。 銀行からの借金に、大きく依存していました。 そこで、お金を借りにいかなくてはいけない、ということに迷いはありませんでした。
And I went to all the venture capitalists. And this is 1992 which was not a similar situation to now. There was a, you know, depression where no one was lending any money, house values were dropping. So there's a quite the worst time to start. And I went around all the people who should have lent me some money helped in startups.
私は、ベンチャー・キャピタリストを訪問しました。 1992年のことで、当時は、今とは違っていました。 当時は、不況期で、家の価値も下がるし、誰もお金を貸出ししていませんでした。 なので、始めるには最悪の時期でした、 お金を貸してくれそうなところを全て廻りました。
And they had two fundamental objections. One is that I was going to manufacturing and anyone going to manufacturing must be an idiot.
彼らは2つの、基本的な観点から反対しました。 1つは、私が製造業を始めるということです。 製造業を始めるやつは、バカだと。
And the secont point was that I'm not a professional manufacturer. I am not a professional in the domestic appliance industry. The one I got vaguely interested said we'll consider giving you if you bring in a professional from the industry and I said No, I mean I think the industry is failing in this area. I want to do something completely different.
2つ目は、私が製造業のプロではないということでした。 国内家電市場のプロではないと。 少し興味をもってくれた人が言いました。 「だれが業界のプロをつれてくれば貸しても良い」と。 でも、私は、ダメだと言いました。 私は、製造業は崩壊していっていると思っていましたから。 私は全く違うことをしたかったのです。
And that person would have no track record of doing something completely different and I'm passionate about it. I, you know, put a lot of money into it and I want to do it.
でも、本人は完全に違ったことをする証明もありませんでしたが、でも情熱はありました。 沢山のお金をつぎ込んでいましたし、やりたかったんです。
So we didn't get anywhere with taht. Eventually, I went to hearing back at what we call a high street bank regular, you know, the person who already owned quite a lot of money to actually and they initially said no and they appealed to a body within the bank that looks at difficult cases.
結局、どうにもなりませんでした。最後には、 お金を沢山もっている有名な銀行から連絡がありました。 彼らは最初、Noと言いましたが、どうも、銀行内の難しいケースを扱う部署にアピールしてくれたようです。
And they eventually for some reasons decided to lend me the money on security of my house, of course. So, I was, I had moeny but nothing like enough money but it's quite interesting when you haven't got money, you find cunning ways of doing without it.
結局、彼らはお金を貸してくれることになりました。 もちろん、家を担保にして。 お金は出来ましたが、充分というわけではありませんでした。 でも、面白いことに、なければ、抜け道みたいなものを見つけられるものです。
The second problem I faced was actually getting my vacuum cleaner into the shops because the retailer said well you've got no brand name, who on earth are you? It's a very strange-looking thing you can see the dust. Nobody wants to buy this.
2番目の問題は、掃除機をお店に並べてもらうことでした。 というのは、小売店には、「ブランドもないし、お前は誰だ? ごみが見える変な形をしたものなんて、誰も買わないよ。」と言われましたから。
But actually if you go around the retailers, just occasionally you can find one who wants to do something different and wants to take a risk. And the encouraging is that as I've gone to each market starting in Britain, in America, you have the same problem with the retailers, who, by the way, are wonderful people, says this is not a tirade against retailers at all, you can quite understand their caution, but the wonderful thing is when it's in there people start buying it and boy! that's exciting.
It also shows the willingness of ordinary people to take a risk with new name and a new product. They'll do that.
実際、小売店を廻ると、時折、他の人とは違うこと、リスクをとっても良い、という人がで出てきます。 そして、ベルリンやアメリカなどの市場をまわっても、同じ問題に直面します。 と言っても、小売店も素晴らしい人たちで、小売店の人を非難するわけではありません。 彼らの心配ももっともです。 でも、素晴らしいことは、実際に市場に出ると、人々が買い始めてくれたのです。 なんと、エキサイティングでしょうか? そして、これは、普通の人でも、(今まで知らない)新しい名前と新しい製品でも、リスクをとってくれるということの表れでもあります。 きっと、そういう人が出てきます。
実際、小売店を廻ると、時折、他の人とは違うこと、リスクをとっても良い、という人がで出てきます。 そして、ベルリンやアメリカなどの市場をまわっても、同じ問題に直面します。 と言っても、小売店も素晴らしい人たちで、小売店の人を非難するわけではありません。 彼らの心配ももっともです。 でも、素晴らしいことは、実際に市場に出ると、人々が買い始めてくれたのです。 なんと、エキサイティングでしょうか? そして、これは、普通の人でも、(今まで知らない)新しい名前と新しい製品でも、リスクをとってくれるということの表れでもあります。 きっと、そういう人が出てきます。
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