2018年3月26日月曜日

Apple創業者 スティーブ・ジョブズ(1) : 事業は情熱の為に

ジョブズ氏は、逆境にあるときほど名言を残します。 今回は、1985年にアップル社から解雇され、新しい会社、NeXTを起業したときの彼の名言を紹介します。

この時、彼は30歳。 従業員は17名。 Apple社を去ったスティーブ・ジョブズに付いてきてくれた人たちです。

失意のどん底にあったであった彼が、再び新しい会社を立ち上げるときの仲間に語った言葉こそ、彼が本当に大切にしていたことだと思います。






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We’re doing this because we have a passion about it.
私達は、そこに情熱があるからやっているのです。


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◇◇◇◇◇ In the Context ◇◇◇◇◇

More important than building a product, we are in the process of architecting a company that will hopefully be much, much more incredible, the total will be much more incredible in some of its parts.

製品を作りだすよりも大切なこと。 私たちは会社全体をアーキテクトしているところです。それは、もっともっと素晴らしい、パーツ、パーツよりも全体で素晴らしくなります。


And the cumulative effort approximately, you know, twenty thousand decisions that we’re gonna make over the next two years are going to define what our company is. And one of the things that made Apple great as that in early days, it was built from the heart, not by somebody who came in and said I know how to guide a company, here is what you do, tatatata….

そしてこれらかの努力が、今後の2年間でする、多分、2万を超える意思決定が 会社を形つくっていきます。 そしてアップル社を立ち上げ期に素晴らしい会社にしたものの一つは、誰かがやってきて、「僕が全部、会社の導き方を知っている。 君はこれをやって、これを、、、」というのじゃないんです。


It wasn’t built that way. It was built from the heart. Now unfortunately we didn’t always use our heads. And we can do better in many respects because we are wiser and smarter and no more… those kind of things . But one of the most important things, one of my largest wishes is that we build NeXT from the heart. And the people are thinking about coming to work for us or buying our products or who want to sell us things feel that.

そんな風に始まったわけではありません。 それは心から始まったんです。 さて、残念なことに、いつも頭で考えてこれた分けではありません。 今は、多くの点で、以前よりも賢明だし、賢くなったし、もう昔の、、、というようなことです。 でも、一番重要なことは、私の一番の願いは、NeXTを心から作り上げる、ということです。 そして職場に働きにくる人や、私達の製品を買ってくれる人、私達に製品を売りに来る人が、そのことを感じることです。 
We’re doing this because we have a passion about it. We’re doing this because we really care about the higher educational process. Not because we want to make a buck. Not because we just want to do it to do it.

私達は、そこに情熱があるからやっているのです。 私たちは、高等教育のプロセスが大切だと思うからやっているのです。 お金を稼ぎたいからではありません。 これをする為だけの為にだけしているのでもありません。


= = = = 中略 = = = =
6:18
That is like a bomb run. You don’t change your target when you’re on the bomb run.

それは、爆撃軌道みたいですね。 爆撃軌道に入ったら、もう目標は変えない。

We’re gonna make it or break it based on whether we can provide product to higher education and services and relationship to higher education that no one else provides and I think we ought to spend 100% of our time thinking about that.  And if we can’t do that, then we ought to go broke  

成功か、失敗か、しかありません。高等教育に製品を提供でき、サービスを提供し、他の誰もが提供できなかった関係が構築できるかどうかです。 そのことを考えることに100%の時間を費やさないといけません。 もしできなければ、倒産です。
◇◇◇◇◇ Quote End ◇◇◇◇◇
 
 
ご存知のように、会社としてはこの時立ち上げたNeXT社はうまくいきませんでした。
Steve Jobs氏を破産から救ったのは、たまたま、1986年にジョージ・ルーカス・フィルムがグラフィック・デザイン部門を設立した時に資本参加し、これが Toy Storyを大ヒットさせたからです。 ここで得た利益をもとに、Steve Jobs氏は、潰れそうだったApple社に大株主として復帰します。
そしてCEOになり、アップルを再び成長軌道に乗せるのですが、2001年、 それまでのMac OSを、NeXT社が開発したプラットホーム、OS Xに置き換えます。
このOS Xが、アップル社がiPhoneやiPadの開発を成功させる原動力となりました。
Steve Jobs氏が、スタンフォード大学の卒業式の祝辞で 「ドットは前を向いては繋げられない。 振り返った時にドットは繋がっている。」と言った のは、このNeXT社のOS開発も大きな影響があったことでしょう。 NeXT社自身はうまくいきませんでしたが、それがアップル社を再び躍進させることになるなど、彼自身も思いもしなかったことでしょう。

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